ナントのおいしいレストラン〈Lulu Rouget〉

ナントの中心地にあるレストラン、〈Lulu Rouget〉に行ってきました。かつてL'Atelantideとミシェル・トロワグロで働いていたシェフ、Ludovic Pouzelguesさんが2012年にオープンしたお店で、2013年のLes Tables à Nantesで3つ星ならぬ、3つハートがついた人気レストラン。
店内はとってもカジュアルな雰囲気でネオビストロ風。ランチタイムに予約無しで行ったところ、テーブル席はすべてうまっていて、カウンター席になんとか二人座ることができました。

メニューは日替りのみ!という潔さ。昼も夜も同じメニューで、夜はもう少しガストロノミックなシェフのおすすめ(35€)があるとのこと。その日仕入れた食材を使い、前菜とデザートは1品ずつ、メインは肉と魚の2品から好きなものをチョイスできます。前菜&メイン/メイン&デザートの2品は18€、3品すべて食べても21€と、フレッシュな食材を使っていることを考えるとなかなかリーズナブル。



この日の前菜は、サバのフライを軽く揚げた茄子の上にのせたもの。薄い衣がさくさくで、好みの感じ。サバの両端がきゅっと反り返っているのも、食欲をそそる・・・



メインはお肉とお魚、どちらも味わおうということで、連れとそれぞれ違うものをオーダー。お肉はマグレ・ド・カナール。お魚は・・・名前を失念しました。どちらも焼き加減が絶妙で満足。塩がかなり効いていましたが、これはワインと合わせたらばっちりな感じ。フランス料理って、得てして、お酒と合わせてちょうど良い塩加減になってますよね。

付け合わせのピュレの味もひと工夫加えてあっておいしかったです。強いて言えば、もう少し付け合わせにバリエーションがあるとうれしいな、という感じです。まぁ、その日仕入れた食材を無駄にすること無く、いろんな形で提供するのがコンセプトでしょうから、前菜とメインで使う食材がかぶっちゃうのは仕方の無いことなのですが。


デザートは、ナントのケーキ「Gâteau Nantais」。いつもケーキ屋さんやパン屋さんで見かけても、甘そうという思い込みで一度も食べたことの無かったこのケーキ。日替りメニューしか無いお店だと、否が応でもチョイスしなくてはいけないというのも、醍醐味ですな。
で、結果、とっってもおいしくいただきました!ラム酒もちょうど良い具合に沁みていて、こんなに上品な味だったとは驚きです。上には洋梨のコンポートとピンク色のドンパッチ(70年代生まれじゃないと通じないかな、これ?)が載っていて、最後まで飽きずに楽しめました。


で、食後のコーヒーを頼んだら、ちょこんとミニャルディーズが添えられていました。チョコレートクリームを挟んだバナナ風味のマカロン。手作り感たっぷりでほっとする味でした。

サービスもとても感じ良く、最初から最後まで楽しく食事ができたのもポイント高いです。食後は仕事を終えたシェフも出てきて、ちょっとお話しできました。今度は、ディナータイムのムニュを味わってみたいです。
人気店なので、昼も夜も予約するのがベターかも。

♡ information
Lulu Rouget  リュリュ・ルジェ
1 rue du Cheval Blanc
44000 Nantes
Tél. 02 40 47 47 98


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